素敵なアホになりたい

人生アホして楽しんだもん勝ち。

うつ夫②発症後から1回目の休職まで

ある時、私が海外出張中に、彼からLINEで「精神科でうつの初期って診断された」と連絡があった。

仕事がしんどいと言ってはいたが、まさか病院に行くほど辛かったとは…

話を聞きたいのに電話は繋がらない。かと言って、すぐに帰れる距離にいない。

何も気付いてあげられず、無力な自分に涙した。

 

私の性格は、思い立ったらすぐ行動するタイプ。

帰国したら、とにかく同棲を始めて彼を支えようと心に決めた。

正直、うつ病に関して無知な私はうつ病=自殺 と連想してしまっていて、それが怖かったから。

まだ交際期間も短いし、別に結婚の事を深く考えてなかった。

 

一緒に住み始めると、彼の生活リズムが崩れていくのが目に見えた。

まず、食が細くなった。

次に、夜寝れないことが増えた。夜中苦しすぎて私を起こすこともちらほら。

寝れないからお酒に頼る、を繰り返したせいで、飲酒量がとんでもない事になった。

休肝日無しで毎日晩酌。そのせいで逆流性食道炎になった。

 

元気だった彼はどこに行ったのやら、どんどん弱っていく姿を見るのは本当に辛かった。

会社は行けそうな日は行って、でも出勤中に気分悪くなり、保健室や会議室で仮眠をとったり。

行けそうにない日は休んで、家で一日中寝てた。

休みの日を1日、3日間、と少しずつ延ばし、発症から2ヶ月後、ようやく長期の休職に入った。

 

そういえば、一緒に住み始めてから間もなく、アニマルテラピーの一環と、彼の夜の遊び相手(笑)としてハムスターをお迎えした。

ハムスターは夜行性なので、夜中に動きまくる。

夜眠れない彼の、最高の癒し+心の拠り所になってくれた!

ハムスターは今も健在で、私たちの最愛の家族の一員。