素敵なアホになりたい

人生アホして楽しんだもん勝ち。

うつ夫③1回目の復帰から2回目の休職

前回の更新から1年以上も経ってしまったが、この1年間で色んなことが起こり、忘れぬうちに残しておきたい!という気持ちが膨らんできたので、ブログを再開する。

まずはうつ夫の記録を書き終わらせよう。

 

<本日の記事のまとめ>

焦って復職したらあかん。すごろくは簡単にスタートに戻る。

でも、そんなん経験してみな分らんよね。

⭐︎⭐︎⭐︎

長期の休職に入った夫の毎日は、まさに定年退職後に暇を持て余した老人のそれそのものだった。

毎朝私の出勤に合わせて起床はするものの、その後はだらだら、だらだら。

とにかくだらだら。

今、彼にあの頃何してたん?って聞いてみても

「ほんまに思い出せん…。」

まあでも、今だから言えるのは、うつ病の人にはこの「何もしない」時間がめちゃくちゃ大切で、この時間があったからこそ頭と心、そして体をすっきりさせることが出来ていたに違いない。

彼はだらだら期間にたんまりと眠り、動ける日はゲームをたしむ等、ある程度お休みを満喫していた。

あと、うつ病の原因はセロトニン不足であるという情報をゲットしてから

毎朝必ず朝日を浴びるようになった。

日光浴の効果はほんとに敵面で、体調のいい日が増えていった。

その結果、なんとなくうつから回復した気になっていった。ただそんな気に。

うつ病に無知な私も「最近調子いいんちゃう?」みたいなことを言っていたと思う。

 

そんなこんなで回復したと錯覚した彼は、休職からわずか1か月で復職してしまった。

してしまった、ということはつまり、うまくいかなかったということ。

とりあえず、2ヶ月間は騙し騙しで出社していた。

うつ病発症当初は痩せこけていった彼だが、お休みに入ってからは運動不足と昼食のラーメン三昧な日々のせいで15キロの増量に成功していた。

元からガリガリ体型でなかった彼なので、おなかの丸いテディベアのような、鏡餅のような体型になってしまった。

私がデブデブ言い過ぎたせいで傷心した彼は(振り返るとただでさえうつ病完治してないのによくもずけずけと酷いこと言うてたな私・・・)

復職と同時期にジムに入会した。

まあでも、心が完全に復活してないのに運動もするなんて無理よね。。

ほどなくしてジムを退会し、そして仕事も2回目の休職期間に入った。

 

 

彼は2回も休職してしまったことで自己嫌悪に陥っていたし、ずっとそばで見ている私も「なんでもっと支えられんかったんかな。」と後悔していた。

でも、彼は初めてのうつ病だし、私も初めてうつ病患者と関わったばかりの当時。

最初から最善を尽くせるわけがないよね。

結局、人は自分で経験していってこそ、何にどう対応していくべきかを学んでいく。

ほんまに、失敗は成功の基なんです。