素敵なアホになりたい

人生アホして楽しんだもん勝ち。

うつ夫④2回目の復帰から断薬

<本日の記事のまとめ>

うつ病の特効薬は、焦らないこと。あと日光浴。

 

☆☆☆

 

2回目の休職期間に入った彼は、もう休職のプロになっていた。

無期限でお休みできる。もう焦る必要なんかない。

そんな気持ちでのーんびりと毎日を過ごしていた。

1回目の休職期間は1ヶ月だったのに対し、2回目は約半年間お休みしていた。

朝は私と共に起床し、私の出社に合わせてお散歩に出かける。

お散歩しながらポケモンGOをたしなみ、ついでに日光浴もしちゃう。

帰って体調が良ければゲームで遊び、しんどい時は眠る。

気が向いたら家事もやっちゃう。

休職中の彼のルーティンはこんな感じ。

 

同棲していた私にとっても、家事をしてくれるのはとても有難かった。

初期の頃、ほんとにしんどくて体が動かなかっただろうに

そんな理解を持ち合わせていない私は、彼に相当ぶつかっていた。

何で毎日家にいるのに家事もできんの?って。

今となってはその言動が恥ずかしい。

あの頃は家事をこなすパワーもなかったことを知ったのは、彼が家事をできるようになってから。

理解できるようになって、理解できるまで一緒に居られて良かった、としみじみ。

 

彼が半年の休職中、私はほどほどに仕事を楽しんでいた。

3年目にも入ると仕事に慣れてきて、抜くところは力を抜きつつ毎日を過ごしていた。

海外出張に行っては旅行のように楽しんでいた。

出張すると私は1週間ほど家を空けるので、その間彼は自宅で愛ハムとの時間を楽しんでいた。

愛ハムには支えてもらいまくりだったなあ。。。

 

休職中、毎朝の日光浴習慣が功を奏したのか、睡眠薬を断つことができた。

そしてついにとうとう、復職できるんちゃうか?ってところまで体調が回復した。

その頃、コロナが大流行して世界中が大混乱していた。

我々の働く会社は在宅ワークやフレックスなどの対応が遅れている古い会社だったが、

そんなん言ってられない状況に陥ってしまい、渋々制度が導入された。

この在宅ワークとフレックスに、彼は大変助けられた。

まず、1回目の復帰の際は初めからフルタイムで働き始めていたが

今回はフレックスを上手いこと活用し、午前のみ→6時間→フルと

徐々に勤務時間を延ばす形をとることが出来た。

また、緊急事態宣言が出ていた時は、在宅推奨だった。お陰で体力を大いに消費する通勤時間を削り、また復職時にネックとなる人との関わりを最小限にすることができた。

 

そんなこんなでコロナを追い風に彼の2回目の復帰は大成功した。

体調もいい日が続き、ついに全ての薬から断つことが出来た。

私が隣で見ている限り、断薬はそんなに大変そうではなかった。

ただ、今思えばうつ病になったらすぐ薬を服用するのではなく、

まずは仕事を完全に休み、しっかり体を休めて様子を見て、それでも駄目なら薬に手を出してみてもよかったのかもしれない。

薬には少なくとも依存性があるし、結局対処法に過ぎないのではないか?

うつ病の特効薬は、なんと言っても心身を休めること。

それが本当に大事だと思う。